校内研究・キャリア教育
▼校内研究
▼キャリア教育
校内研究の概要2>
1 研究主題
主体的に学び、他者と協働し、たくましく生きる生徒の育成
~「子供主体」の授業に基づく食育を通した主体的・対話的で深い学びの実現~
2 研究主題の設定理由
〇本校は、令和6年度「中巨摩学校食育推進研究会推進校」の指定を受け、食育に関する公
開研究会を11月に控えている。昨年度から準備を進めており、教科等横断的な視点に立
ち、食に関する内容について、学習の充実を図ろうとしてきた。各教科等の教育課程や年
間指導計画において、食に関する視点を関連付けたり、単元配列表を作成したりしている。
一方で、昨年度、次のことについて確認されていることにも着目したい。「各教科におい
ては、それぞれの見方・考え方を働かせ、三つの柱に沿った資質・能力の育成を目指し目
標を示している。関連する教科等において食に関する指導を行う場合には、当該教科等の
目標がよりよく達成されることを第一義的に考え、その実現の過程に『食育の視点』を位
置付け、意図的に指導することが重要である」という点である。まずは、各教科の目標を
達成するための授業改善が大前提であり、そのうえで「食育の視点」は、目標達成の過程
に位置付けるということを認識しておく必要があると考える。
〇また、本校では、令和5年度「自ら学びに向かい、共に学び合い高め合う生徒の育成~
学級集団作りを基盤とした主体的・対話的で深い学びの実現~」を研究主題として、
校内研究を進めてきた。県指導指針では、「確かな学力の育成」「豊かな心の育成」
「健やかな体の育成」「地域や世界で活躍できる人材の育成」「特別支援教育の推進」
の5つを支えるものとして、「学級経営・HR経営の充実」が位置づけられている。
生徒の学校での学習や生活の集団としての基本単位は学級であり、学級での生徒の人間
関係を素地とした学級の雰囲気や風土(morale)が、生徒個々の学習や生活の有り様に
大きく影響を与えると考える。昨年度、様々な講師を招聘し、学級経営について学習で
きたことは、多くの教師の力量を高めることにつながり、学校全体の教育活動を推し進
める原動力となったはずである。令和6年度も、学級集団作りは校内研究の根底となる
ものであることを確認しておきたい。
〇そして、本校の学校教育目標は、「自ら進んで学び たくましく生き 志を育てる生徒の育
成」である。県指導指針の「確かな学力の育成」「健やかな体の育成」「豊かな心の育成」
と深いつながりをもつ。特に「確かな学力の育成」では、新しい時代に必要となる資質・
能力の育成に努めること、「健やかな体の育成」では、食育等による望ましい生活習慣の
形成に努めることが記され、本校の研究において、主に重点を置きたい項目と考える。
〇以上のことを踏まえ、「主体的に学び、他者と協働し、たくましく生きる生徒の育成~
「子供主体」の授業に基づく食育を通した主体的・対話的で深い学びの実現~」を、令和
6年度押原中学校の校内研究主題として提案する。「子供主体」の授業づくりを中心に据
え、食育の視点を生かしながら、新しい時代をたくましく生きていくために必要となる
資質・能力を身につけた生徒の育成に「チーム押原中」で尽力していきたい。
3 研究の内容と方法
(1)外部講師を招聘した研修会(NITS 動画等の視聴を通した学習会)の実施
「子供主体」の授業づくり、食育、学級経営等について
・大学有識者、指導主事等による、専門性の高い講師を招聘し、教師の研修の充実を図る。
理論研究・実証的研究だけでなく、実践重視の研究を行っている外部講師から学び、本校
教師の教育力を高めたい。また、NITS(独立行政法人教職員支援機構)の「実践力向上シ
リーズ」や「校内研修シリーズ」の講義動画等を用いた研修会も模索し、持続可能な校内
研究会を実施していきたい。
(2)教師間の積極的な授業観察・参観の実施(『フラッと授業参観』期間の設定)
・年間3回、各回2週間程度の期間を設けて、事前予告や指導案なし、途中入室・途中退室
可、さらには、授業参観時間は15分程度でも可として、『フラッと』授業に行って観る
ような、互いに気軽でカジュアルな相互授業参観を実施する。参観後は、授業者の教師に
お礼と『フラッと(flat 水平的、同僚的)』に感想を口頭で伝える。教科の授業だけでな
く、朝の会や帰りの会の参観も推奨したい。
(3)各教科での評価資料の提示
・生徒や保護者に示す評価資料を昨年度の実践、成果、課題等を踏まえて改善し、各学期の
初めに提示する。一人一台端末にデータとして入れて、授業等で利活用する。
提出フォルダ
「押原中共有」→「26 校内研究会」→「2024(令和6)」→「評価資料〇学期」(全教科)」
(4)初任者研修に関わる研究授業の実施
・初任者研修に関わる研究授業を、「その教科だけ、その先生だけ」の実践研究とせずに、
本校教師全体の授業改善の契機するために、指導案検討や研究授業および授業研究会を学
校全体での研究の機会としたい。
(5)Hyper-QU検査の実施と分析結果の共有
・年2回の Hyper-QU検査を実施し、その分析結果を学年部会で検討し、よりよい学級づく
り、学年づくりに生かす。全校生徒の概要資料を全教師に配付する。ただし、討議は当該
学年の生徒についてのみとする。
(6)現下の教育課題に関わる研修会の実施
・教育相談・特別支援・不登校への対応などの関わる研修会を必要に応じて実施する。
キャリア教育
1.生徒のキャリア教育活動の様子
2.キャリア教育資料